最近話題のグランピングをご存知でしょうか?
グランピングとは、
- “Glomorous”(グラマラス)
- “Campimg”(キャンピング)
を合わせた造語で、文字通り、贅沢で豪華なキャンプのことです。
便利で快適な施設を利用しながら気軽にアウトドアキャンプが楽しめるとあって、アウトドア初心者からファミリーまで幅広い層に人気です。
グランピングとキャンプは何が違うの?
グランピングのメリットやデメリット、気になる料金や注意点とは?
注目を集めるグランピングの魅力に迫ってみました。
【スポンサーリンク】
目次
グランピングとは?
グランピングの最大の特徴は
- ・ホテルならではの快適さやサービス
- ・キャンプならではの自然とアウトドア
のどちらも楽しめる、いいとこ取りのキャンプという点です。
グランピングは2010年頃から欧米で流行しはじめました。
日本でも2014年頃から広まり、いまや全国各地に100カ所以上のグランピング専用施設があるほど人気のアウトドアになっています。
グランピングとキャンプの違いは?
グランピングとキャンプの最大の違いは、アウトドアスタイルにあります。
それぞれの違いを宿泊と食事のスタイル別にまとめてみました。
宿泊スタイル
・グランピングの宿泊スタイル
グランピングの宿泊施設はあらかじめ用意されています。
用意されているのはただの部屋ではなく、テントやキャビン、ロッジ、トレーラーハウスなどキャンプさながらのワクワク感あふれるもの。
そこにソファやベッドなど、ホテル並の豪華な家具が備え付けられています。
空調設備やトイレ・お風呂・キッチンなどの水回り設備が充実した施設もあります。
タオルやシャンプーや歯ブラシなどのアメニティ類が用意されていることも。
キャンプさながらの宿泊施設で、ホテルさながらのサービスが受けられるのがグランピングの宿泊スタイルの特徴です。
キャンプでは、宿泊場所となるテントを自分で用意して自分で設営します。
寝袋、テーブルや椅子などの寝具や家具も、すべて自分で用意する必要があります。
キャンプサイトにあらかじめ建っているバンガローなどを予約して使うことも可能です。
ただ室内の家具はベッドなど最低限のものが多く、タオルなどのアメニティ類は用意されていないことが多いです。
トイレやお風呂などの水回り設備は共同であることが多いです。
キャンプの宿泊スタイルは、準備も設営も自分主体であることが特徴です。
食事スタイル
・グランピングの食事スタイル
食材からBBQコンロなどの調理器具、お皿やコップまですべて施設が用意してくれます。
炭での火おこしなども施設スタッフが手伝ってくれます。
ダッチオーブンやピザ窯など、個性的な設備を利用できるところもあります。
グランピングの食事スタイルは、手ぶらでも楽しめる気軽さが特徴です。
・キャンプの食事スタイル
食材、調理器具、お皿やカトラリー類まですべて自分で用意します。
炭で火をおこすのも調理もすべて自分でする必要があります。
キャンプの食事スタイルは、宿泊スタイルと同様、食材の準備から火おこしを含めた調理まで自分主体であることが特徴です。
グランピングのメリット・デメリット
グランピングのメリット
・気軽に楽しめる
宿泊場所やアメニティー類まですべて施設で用意してもらえるため、ホテルや旅館に泊まりにいく感覚で気軽に楽しむことができます。
・事前準備や知識が不要
テントなどのキャンプ用品を揃える必要がなく、道具の使い方や炭火のおこしかたなどの知識や経験がなくてもアウトドアを楽しめます。
・自然環境に左右されず過ごせる
グランピングの宿泊施設には、空調設備や家具が備え付けられていることが多いです。
そのため、部屋内では気候や天候の影響をあまり感じることなく快適に過ごすことができます。
そのため小さい子供や高齢者でも、安心してアウトドアを楽しむことができます。
グランピングのデメリット
・アウトドアの醍醐味に欠ける
宿泊も食事もすべて自分で用意するキャンプに比べると、自然の中で野営をするというアウトドアの醍醐味に欠ける点があります。
・自然環境の厳しさや素晴らしさを感じられる機会が少ない
空調設備や便利な家電、快適な家具などがないからこそ感じられる自然の厳しさや素晴らしさに触れる機会が、キャンプに比べると少ないと言えます。
グランピングの料金
グランピングの料金は施設によって様々ですが、BBQなどの食事付で1泊1室3万~5万円程度が相場です。
なかには1泊15万円以上する高級グランピング施設もあります。
キャンプサイトの利用金額の相場が1泊5,000円前後なのに比べると、グランピング施設の料金は割高です。
【スポンサーリンク】
グランピングの注意点
グランピングは気軽なキャンプとはいえ、自然豊かな場所にある施設が多いです。
そのため、虫よけスプレー・虫さされ薬などは持参しておくのがおすすめです。
大自然ならではのアウトドアやアスレチック、ワークショップなどを体験できることもあります。
万が一の怪我などに備えて、最低限の薬や救急用品などは持参しましょう。
おすすめグランピング施設
グランピング施設には、高級志向、ファミリー向け、アウトドア重視など様々な個性の施設があります。
個性豊かなおすすめグランピング施設をご紹介します。
伊勢志摩エバーグレイズ(三重県)
上質で高級感あふれるグランピングの醍醐味を堪能できる施設
湾に面した立地を生かし、上質なアウトドアにこだわった高級グランピング施設です。
宿泊用キャビンやテントの一部は水面にせり出して建てられており、まるで水上コテージが立ち並ぶ高級リゾートのよう。
部屋のデッキテラスからそのまま宿泊者専用カヌーに乗って、湾に漕ぎ出すこともできます。
室内の家具にもこだわりがあり、上質で快適な空間と自然の醍醐味を両方楽しめる、まさに高級グランピングの王道施設です。
アウトドアブランドのコールマン社とコラボレーションした、アメリカンヴィンテージスタイルのキャビンも人気があります。
◆施設名:伊勢志摩エバーグレイズ
◆所在地:〒517-0213 三重県志摩市磯部町穴川1365-10
LOGOS LAND(京都府)
子連れでも安心して楽しめる!全天候型キャンプスタイル施設
アウトドアブランドLOGOSと京都府城陽市とがコラボレーションしたグランピング施設。
天候や気候の影響を受けずにキャンプが楽しめることが特徴です。
全天候型キャンプスタイルの仕組みは、宿泊施設がホテル内にあること。
部屋はそれぞれ、テントタイプ、2段ベッドタイプ、自分でテントを持ち込んで張れるフリースペースなどがあります。
室内なので、暑い寒いといった気候や、雨風雷といった悪天候を気にせず快適に過ごすことができます。
もちろんグランピング施設として、部屋内にはキャンプ気分を損なわない工夫がたくさん。
特におすすめなのは、LOGOSのテントや寝袋が備え付けられたテントタイプの部屋です。
室内という以外は本格的なキャンプと変わらないため、子供が喜ぶこと間違いありません。
◆施設名:LOGOS LAND
◆所在地:〒610-0121 京都府城陽市寺田大川原24-4
WILD BEACH(千葉県)
フォトジェニックな都会のグランピング施設
千葉県木更津市に位置し、都心から車で30分というアクセス便利な都会のグランピング施設です。
周辺にはテーマパークやアウトレットもあり、アウトドアだけにとどまらない楽しみ方ができる、まさに都会ならではのグランピング施設。
都会とはいえ、アウトドア設備は本格的。
海岸に近いからこそできる白い砂浜上でのBBQは開放的でフォトジェニックです。
宿泊施設の大型テントやトレーラーハウスは、どれも個性豊かなものばかりです。
特にトレーラーハウスはアメリカンヴィンテージ、エレガント、ボタニカル、サーフなどそれぞれにテーマがあり、家具や小物がコーディネートされたお洒落で上質な空間になっています。
◆施設名:WILD BEACH
◆所在地:〒292-0009 千葉県木更津市金田東2-10-1
◆HP:http://wildbeach.jp/kisarazu/zone/wild-kingdom/
まとめ
グランピングは、気軽で快適に、そして優雅で贅沢にキャンプを楽しめる新しいアウトドアスタイルです。
・キャンプに憧れはあるけど、キャンプ用品もないし知識も経験もない…
・子供が小さいから自然相手のアウトドアは諦めている…
・アウトドアの雰囲気は好きだけど、暑い寒い、水回りが汚い、虫が多いとかは苦手…
そんな人でも、グランピングなら手軽にキャンプを楽しむことができます。
子供も大人も楽しめる快適なアウトドア、グランピングにぜひ出かけてみましょう!
【スポンサーリンク】