自分に合うキャンプスタイルって…
キャンプというと、テントがあって、雨よけ日よけのタープが有って、テーブルに椅子にシュラフに…と思いがちですが、何よりも大切なのは、自分の好きな居心地の良い環境づくりなのではないでしょうか。
当たり前のことをどのようにして優先させるかについて、改めて考えてみようと思います。
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こだわりの行方
キャンプで一番わくわくするのは、道具選びなのではないかと思います。
ただ、スタンダードにこだわるあまり、一時期、キャンプ場がグリーンとベージュの配色や、茶系で埋め尽くされてしまったことが有りましたが、キャンプスタイルの多様化と共に、このところのキャンプ場では、如何に個性的なレイアウトを作るかということに、拘りの方向が変わってきているようです。
さて、あなたはどのようなキャンプスタイルを選びますか?
キャンプスタイルの変化について考える
マテリアル(用具)のブランドにこだわるというのは相変わらず続いているようですが、もう少し根の部分、どのようなシチュエーションを望んでいるのかによって、パーソナル化が進んでいるなというのが、このところの感想です。
先日行ったキャンプで面白かったのは、キャンプスタイルの多様化によって、他の人のスタイルを否定的な目で見るという意識が減り、自由度が増して、色々な形のサイトが見られたことです。
サイトの作り方や、珍しいマテリアルを見せて貰ったり、前から興味のあったマテリアルの使用感を訊いてみる等、キャンパーらしい交流も見られます。
マテリアルの使い易さや安心感を追い求めた結果、ブランドや形が重なるということはあっても、一時期のようなこのブランドのロゴやマークの入ったマテリアルでなければならないといった表面的なものではなく、自分の好みのキャンプスタイルがこうだから、このマテリアルに落ち着いた、という感じでしょうか。
例えば、タープの張り方一つにしても、何故そのような形状になるよう設営しているのかを考えると、なるほどと思えることが沢山あって、ただ綺麗に張ればよいというものではないことがわかります。
また、そのような張り方をするためには、どのサイズで、どのような形状のものを使えばよいのかというのは、実際に使っている人に訊いてみるのが手っ取り早いですね。
一例ですが、雨天だったこともあり、タープの上に溜まる雨水をうまく逃がすために、わざと屈曲させています。
また、以前よりも、床の無い自立型のテントや、シェルターのような形も、多く見られるようになりました。
床なしで使用する場合、地面から上がってくる虫や湿気を避けるために、コットと呼ばれるキャンプ用のベッドを使ったり、
テントやシェルター内に、別のテントのインナーを設置したりすることもあります。
最初から、自立型のアウターと、それに合うように作られたインナーテントが用意されている製品も増えてきていますが、サイズが重要になってきます。
アウトドアに慣れていない方の場合は、従来型の床の有るテントの方が安心かと思いますが、上級者の方の床なし率が高いのは、レイアウトの自由度が増すのに加え、冬のキャンプで暖房用のストーブを使うからという理由も有りますし、テントへの出入りが楽だからということもあります。
プライバシーを守るための工夫も必要ですね。
自分のキャンプスタイルを見つけて無駄を減らす
キャンプに行く時に、忘れ物が不安なあまり、荷物が異常に増えてしまうということはありませんか?
でも、終わってみると、実際に使ったのは、ほんの一部だけというのはよくあることだと思います。
上級者の方を見ていると、設営や後片付けがとても早く、無駄が少ないことが分かります。
もちろん、慣れているということもありますが、その時々の状況に合わせて自分のスタイルを決めて準備をしていることが多く、無駄なマテリアルを持ち出さないというのが大きいのではないかと思います。
いつも同じスタイルで、愛用の同じマテリアルを使うというのも良いですが、たまに異なるスタイルを試してみるというのも、楽しみ方の幅を拡げる、良い切っ掛けになるのではないでしょうか?
キャンプは楽しいけれど、準備と後片付けの大変さで、出かけるのを躊躇してしまうというのではつまりませんね。
キャンプを計画する際に、今回はどのスタイルにするかということを決めておくこと。
そして、テントやタープの種類をどうするか、それに、レイアウトをどうするかということをシミュレーションしておくことで、持参するものが決め易くなり、荷物を減らすことができるようになります。
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目的と優先順位を決める
キャンプのスタイルを決める基準について考えてみましょう。
例えば、今回はこのお料理を楽しみたいというように、目的がはっきりしている場合には、それに合わせて持ち物やレイアウトを考えれば良いと思います。
また、人数や、参加者のパーソナリティーも、要素の一つになりますね。
特に何かをするというわけではなく、のんびりとアウトドアを楽しみたいという場合には、居心地の良さを最優先に、最低限これだけはしたいということを基準に考えて、あまり圧迫感のないレイアウトにしてみると良いかもしれません。
いつもと違うことをやってみる
毎回、決まりきったことをするだけに留まらず、自分自身の時間を十分楽しむということを最優先に考えてみましょう。
今、私がやってみたいことの一つに、アウトドアでの手芸があります。
何もわざわざ外でしなくても、と思われるかもしれませんが、ゆっくりと流れる時間の中で、何かを作り出す作業が楽しいかもしれないと、たまたま見た動画サイトの手芸番組を見て思ったのです。
写真や日記を残すような感覚で、何かを作るというのもよいのではないでしょうか?
普段絵があまり得意ではなくても、小さいスケッチブックを持ち込んで、目に映る景色を残してみるというのも良いかもしれません。
日頃、忙しい時間を過ごしていると、キャンプに出かけた時でも、手持ち無沙汰で落ち着かないということがあるかと思います。
時間が勿体ないと感じてしまうのですね。
でも、ぼーっとしている時間は、必ずしも無駄な時間ではないように思います。
何もしない時間を過ごすことで、動けることの楽しさがわかる場合もあるかもしれません。
何れにしても、普段とは違う環境を作ることのできるキャンプは、とても有意義な気がします。
背後に壁が有るだけで、パーソナルスペースが作れます。
タープには、目的によって色々な張り方があるので、折り紙のように紙を使って独自の張り方を考える人もいます。
それもまた、キャンプの別の楽しみ方の一つですね。
まとめ
今回は、キャンプのスタイルについて書いてみました。
日頃、他の人の時間の流れに合わせて行動することが多く、ストレスを感じてしまう方には、自分自身の流れを取り戻すのにとても良い手段といえるキャンプです。
キャンプ場では、周りに気を使い過ぎることのないように、自分のキャンプスタイルを作ってみましょうというお話しでした。
同じように、用具も周りに無理に合わせる必要はないと思います。
先ずは安全に過ごせること、扱いやすいこと、必要十分であることが大切だと思います。
その中で、自分のこだわりがどこにあるのか、どの方向を向いているのかがわかれば、もっと自由に時間を過ごすことができるのではないでしょうか?
オマケですが、テントの色は、ホワイト系やベージュ系等、あまり目立たずに自然に溶け込んでしまうような、アースカラーを使っている方が大変多く見られます。
また、全体的に低めに設定されたロースタイルが目立ちますが、居心地が良い反面、椅子から立ち上がる機会が多いと、結構大変です。
膝に痛みを抱えているような場合は、流行に惑わされることなく、マテリアルを選ぶようにしましょう。
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