サーフィンはダイナミックでかっこいい海のスポーツです。
男性だけでなく、女性でもサーフィンに憧れる人はいるのではないでしょうか。
サーフィンは2020年の東京オリンピック正式種目にも選ばれており、
スポーツとしての注目度が高まっています。
筆者も、サーフィンといえばハワイの海などで波乗りする優雅な趣味のイメージがありました。
ところが、とある通信会社のCMで東京オリンピックを目指す女性サーファーの波乗りをみて、
サーフィンのスピード感やスポーツとしての激しさに衝撃を受けた思い出があります。
これからサーフィンを始めたいと思っている女性に役立つサーフィンの基礎知識をご紹介します。
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目次
サーフィンの道具を知ろう
サーフボード
サーフボードにはその特性や長さによって様々な種類があります。
・ショートボード
サーフィンの画像で一番よく見かけるのが、先のとがったショートボードです。
小回りが利きターンやジャンプなどのダイナミックな動きが可能です。
板が短く浮力がないため、初心者には扱いが難しいとされています。
・ロングボード
板が長く、波の上でも安定感があるため初心者向きのボードです。
しかし長さが3m近くあるので持ち運びしづらいという欠点があります。
・ファンボード
ショートボードとロングボードの中間ほどの長さのボードです。
ショートボードよりも安定感があり、ロングボードほど持ち運びに困りません。
いいとこ取りのボードなので初心者にもおすすめです。
サーフボードは、サーフィンの上達度や求めるサーフスタイルに加え、体重や体型、体力などを考慮して自分に合ったものを選ぶことが重要です。
サーフショップに行って実物を見ながら、サーフィン経験者にアドバイスをもらうのが一番おすすめです。
初心者のうちは、手軽だからとネットオークションや通販で購入するのはやめましょう。
リーシュコード
サーフボードが海に流されるのを防ぐため、足首とボードをつなぐコードです。
ボードの種類によって、最適なコードの長さや太さが変わってきます。
デッキパッド
サーフボードの上に立った時に足が滑らないよう、ボード表面に貼る滑り止めパッドです。
ボードに乗った時、後ろ側の足が接する部分に貼るのが一般的です。
サーフワックス
サーフボードに塗る滑り止め用ワックスです。
固形石鹸のような形で、ボードの上で体や手足が滑らないようにボード表面に塗ります。
季節や水温によって最適な固さが変わってきます。
水着やウェットスーツ
サーフィンをするときの服装です。
夏は水着1枚やラッシュガードを着てサーフィンをする人が多いです。
特に女性は、日焼け防止のためラッシュガードを着るのがおすすめです。
動きやすく体にフィットするデザインのものを選びましょう。
夏以外の季節は、防寒のためにもウェットスーツの着用がおすすめです。
ウェットスーツにも形や素材によって様々な種類があります。
安い物ではないので、季節や水温に応じて少しずつ揃えるのが理想です。
日焼け止め
海はとても日差しが強いので、日焼け止めは必須アイテムです。
サーフィンをしていると海水をかぶって日焼け止めも落ちやすいので、こまめに塗り直しましょう。
サーフィン用の超強力スティックタイプや、飲むサプリメントタイプの日焼け止めもあります。
タオル(お着替えポンチョ)
海からあがった時に体を拭くためのタオルです。
特に女性におすすめなのは、ポンチョタイプになった大判タオル。
ポンチョをかぶって体を隠したまま着替えができます。
サーフィンができる海岸の中には更衣室がないところもあります。
お着替えポンチョがあれば、どこでも着替えができるので安心です。
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サーフィンのルールを知ろう
どんなスポーツにもルールがあるように、サーフィンにもルールがあります。
なかにはマナーとしての暗黙のルールもあります。
快適で安全なサーフィンのためにもあらかじめルールを確認しておきましょう。
ワンマンワンウェーブ
1つの波には1人しか乗れないというルールです。
同じ波に複数のサーファーが同時に乗ってしまうと、衝突などの危険性があります。
初心者のうちは見極めが難しいですが、波に乗ろうとするとき、周囲に同じ波に乗ろうとしているサーファーがいないか確認することが大事です。
前乗り禁止
サーフィンで一番トラブルが多いのが前乗りと呼ばれる行為です。
すでに波に乗っているサーファーの前で、同じ波に乗ってはいけないというルールです。
先に波に乗ってきたサーファーの進路妨害になり、衝突の危険性もあります。
とはいえ、初心者は気付かずに前乗りをしてしまうこともあります。
そうした場合は素直に謝ることが大切です。
ローカルルール
サーフポイントによっては、その地域独特の暗黙ルールがあることも。
例えば、沖合いのいい波は地元サーファーに譲る習慣がある、といったようなことです。
初心者にはややハードルの高いルールですが、他のサーファーの迷惑になる行為や海岸を汚す行為をしないなど、一般的なモラルを守っていれば問題ないことがほとんどです。
サーフィンの危険を知ろう
サーフィンは自然の海を相手にしたスポーツです。
波の状態や地形によって、命にかかわる様々な危険もひそんでいます。
安全にサーフィンを楽しめるように、危険性をしっかり把握しておきましょう。
天候に気を付ける
台風が近付いているときは波が荒れるので危険です。
雷が鳴っているときも、海に雷が落ちると感電の危険性があるので入ってはいけません。
地形に気を付ける
日本のサーフポイントの海は、多くが砂の海底で安全な場所が多いと言われます。
ただ岩場の近くでのサーフィンは大怪我にもつながりますので避けましょう。
潮の流れに気を付ける
波を追いかけるのに夢中になって、気付けば沖の遠いところまで流されていた…
ということがないように、自分が岸からどの程度の距離にいるのか定期的に確認しましょう。
サーフショップに行ってみよう
サーフィンは、道具の選び方もルールも奥の深いスポーツです。
初めてサーフィンをする場合は、サーフショップに行っていろいろ教わりましょう。
体験スクールを活用しよう
サーフショップの中には、サーフィンの体験スクールを開催しているところもあります。
初心者が体験スクールを活用すると、以下のようなメリットがあります。
基礎から教えてもらえる
サーフィンは上達に時間がかかるスポーツです。
初めのうちはボードで波の上に立つことすら難しいでしょう。
体験スクールで、サーフィンに慣れたショップスタッフに基礎から教えてもらいましょう。
道具をレンタルできる
サーフィンの道具は高価なものが多く、買いそろえるとお金がかかります。
まずは体験スクールで、道具をレンタルしてサーフィンを体験してみるのがおすすめです。
交通手段を用意してくれる
体験スクールに参加すると、サーフポイントまで連れて行ってくれるお店も多いです。
車などの移動手段がない人でも気軽にサーフィンが楽しめます。
安全にサーフィンができる
サーフィンは波の状態や安全性などを見極める知識や経験が必要です。
初心者だけでサーフィンに行くと危険なこともあります。
初めはサーフィン経験者が同行してくれる体験スクールへの参加が安心です。
まとめ
サーフィンは、道具の選び方もルールも奥深く、上達にも時間がかかる難しいスポーツです。
しかし波に乗って、海の上を駆け抜ける爽快感は格別です。
日焼けや着替えなど女性ならではの不便さもありますが、
正しい知識やマナーを身に着けて素敵なサーフガールを目指しましょう!
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