秋は登山に最適な季節ですね。

快適な気候に加えて、赤や黄色に染まった山を目で楽しむこともできます。

でも、秋といっても立秋は8月7日あたりで、夏真っ盛りですね。

一般的に、秋と言えば9月頃から11月頃ですね、でも9月と11月では山の気候はガラッと変わってしまいます。

そんな秋の登山に出かけけるときの、服装や持ち物をまとめてみました。

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秋登山の服装

秋といっても9月の気温はまだまだ暑いですね。

でも夏と違って木陰に入るとひんやりするような気候になってきます。

秋といっても、9月、10月、11月、では、気候が全く違います。

服装にも十分注意を払わなくてはならない季節ですね。

登山服の基本はどの季節であっても、ベースレイヤー、ミドルレイヤー、アウターレイヤー、の重ね着になります。

ベースレイヤー

ベースレイヤー

ベースレイヤーとはインナー(肌着)のことです。

ベースレイヤーは、登山服の中で重要な存在になります。

吸収性、速乾性、通気性に優れているものを選んでください。

秋の登山では長袖のやや厚めのベースレイヤーをおすすめします。

素材はポリエステルの高いものの方が吸水性はアップします。

どの季節でも、綿100%のものは絶対避けてください。

登山ウェアメーカーから販売されているアンダーウェアを購入すればほぼ間違いはないと思いますが、ポリエステル100%のアンダーウェアは他社でも販売されていますので、実際に登山をするときに使用してみて低価格で自分に合ったメーカーを見つけるのもいいですね。

登山ウェアメーカーのアンダーウェアは、少々値段が高くなりますが、吸収性、速乾性、通気性のための構造などがしっかりと工夫されているので、吸収性、速乾性、通気性の機能がしっかりしていて、体の表面をドライに保つという点では、登山ウェアメーカーの製品の方が優れていますね。

ミドルレイヤー

ミドルレイヤー

ミドルレイヤーは、ベースレイヤーとアウターレイヤーの間に着る保温性を目的とした中間着です。

ミドルレイヤーは、基本的に保温力のあるものを着て体温を保つことを目的とします。

あまり厚みがあり過ぎると重ね着がしにくくなるので、保温力のある薄手の服を選んでください。

秋ともなれば山の気温は低くなってきますので、休憩時に急激に体温を奪われてしまうこともあります。

秋の山でのミドルレイヤーといえば、やはりフリースを着る人が多くいますが、ポリエステル系の長袖シャツも人気があり、前開きのボタン仕様のものは、腕をまくったり前のボタンを外したりできて、温度調節がこまめにできるという利点もあります。

また、最近ではダウン系の素材のものも使われていて、コンパクトに収納できて、保温力が高く、風も通しにくいということで、アウターレイヤーにも使うことができるので重宝されています。

アウターレイヤー

アウターレイヤー

アウターレイヤーは、防水や防風などに対応した登山服で、ミッドウェアの上に着るものです。

雨の日などには、レインウェアを着ますが、雨に日にはこれがアウターレイヤーとなります。

アウターレイヤーの中でも、ゴアテックスなどの防水素材が使われ完全防水仕様となっているものをハードシェルジャケットといい、多少の動きにくさはあるものの、強風を伴う雨の時などにはレインウェアとしてとても非常に頼もしいウェアです。

ソフトシェルジャケットは、ハードシェルに比べると防水性は劣るものの、アウターレイヤーの大切な機能である防風や通常の防水機能を持っていて、ストレッチ性に優れていて動きやすく快適なアウターレイヤーです。

ダウンジャケットは、保温性に富んでいて防風性もある素材であって、収納がコンパクトで軽いという利点があります。晩秋にはあってもいいアウターレイヤーです。

登山ズボン

登山ズボン

秋の登山では長ズボンがいいでしょう。

丈夫な素材で、動きやすく、撥水性があり、通気性の良いものを選んでください。

ズボンの下にもベースレイヤーを参考にして、インナーをはくことをおすすめします。

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持ち物

登山の持ち物は、登山靴、ザック、レインウェア、水、食料、嗜好品、救急用品などは絶対ですが、秋の日暮れはとても早くなります。また、日が陰ってくると気温も急速に落ちてきます。晩秋には降雪に合うかもしれません。

ヘッドライト

そのために、下山時に暗くなってしまうこともありますので、ヘッドライトは必ず持参してください。

手持ちライトだと片手が使えなくなってしまい下山時の危険も増すので、両手が使えるようにヘッドライトをおすすめします。

また、ミドルレイヤーを厚手のものと薄手のものを持って行くのがベストです。登山時の気温の状況に応じて調整することをおすすめします。

ベースレイヤー(インナー)の着替えも持っていっていけば、ふもとについて汗が冷えていく時にインナーを着替えると寒さも無くなります。

飲み物をしっかりと持って行きましょう。そして、水分補給を忘れないようにして下さい。

秋の初めごろは気候がいいけれど汗は夏と同じようにかきます。しかし、夏に比べて喉の渇きに気がつかなくなりますので、知らないうちに脱水症状になっていることがあります。

こまめに水分補給をするように意識して登山を行ってください。スポーツドリンクなどもおすすめですね。

晩秋になったら冬の用意も必要になってきます。
降雪も考えた準備が必要になってきます。耳や手も冷えてくるので、厚手の手袋や耳当て、毛糸の帽子なども持って行って行くようにしてください。

バーナーとコッヘルを持って行けば、休憩時に暖かい飲み物を頂くことができます。また、昼食時に暖かいラーメンやお味噌汁などを食べることもできるのでおすすめです。

秋の山の気候

秋の山といっても、9月、10月、11月では気候が全く違います。

9月なら夏の終わりという感じで、残暑も残る季節なので夏山と変わらない状況で、まだまだたくさんの汗をかきながらの登山になります。

でも、木陰に入ると秋風を感じるようになってきますので、休憩中と歩行中での温度調節をこまめに行わなければなりません。

台風も多く日本にやってくる季節ですので、登山前には天気予報を十分確認しておいてください。台風は、日本から離れていても、高い山では台風の影響を受けてきますので、突然の雨や落雷などに注意が必要です。

10月になると、急に日が短くなってきます。ヒヤッとした秋風も感じられるような気候になってきて、朝夕と昼間の気温差が大きくなってきます。

少し強い風が吹いたりすれば、かなり寒さを感じることになりますし、雨も冷たい雨が降ってきますので、登山中のミドルレイヤーやアウターレイヤーの調節が必要になってきます。

11月になってくると、山では冬の始まりです。冬の気候にかわってくるのと、日も短くなり1日の行動時間が短くなってきます。時には降雪に見舞われることもあります。

ミドルレイヤーも厚手のものが必要になってくる気候です。強風や雨に降られれば、とても冷たく、寒さを感じるようになってきますので、アウターレイヤーやレインウェア―もゴアテックスなどのハードシェルジャケットが必要になってきます。また、ダウンウェアも重宝する季節になってきます。

まとめ

秋は登山にとてもいい季節です。
空気は澄んでとても気持ちがいい登山ができ、山々は紅葉して綺麗になります。

しかし、晩秋になると山は冬の始まりです。
もう雪が降ってもおかしくない気候になってきます。

そのときに合った服装と持ち物をしっかりと準備をして、秋の登山に出かけましょう。

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