海でダイビングをする際に必ず着なければいけないダイビングスーツ。
これからダイビングを始めようと思っている方か初心者の方、ダイビングスーツはどれを着れば良いのかあまり分からないですよね?
ダイビングをする時には、このウェットスーツを着て海に潜ります。
季節別によって、ウェットスーツの種類は異なります。
初心者の方やこれからダイビングを始める方は、ウェットスーツの種類を覚えてシーズン別のダイビングに向けて備えていただければと思います。
今回は季節別のウェットスーツ、服装のおすすめ!について紹介していきたいと思います。
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目次
ウェットスーツは体温を低下させず保持するもの
そもそもウェットスーツは何故、海の中で着なければいけないものなのか?
それは、長い時間海の中に入っていると、人間の体の体温が奪われてしまう為なんです。
体の中にある熱は、水中の中に入る事でどんどん熱が奪われ体温が低下していくものです。
当然体の体温が低下していくと命の危険にさらされてしまいます。
安全にダイビングを行う為、ウェットスーツ(ダイビングスーツ)を着る事になっています。
ウェットスーツの役割
ウェットスーツを着て海に潜る際ですが、当然水はウェットスーツの中に入ってきます。
ただ、ウェットスーツの中に入ってくる水はごくわずかです。
ごくわずかに入ってきた水は水膜のようになり、やがて体温と同じ水温になるので、体の体温が低下せずに全身を覆うような仕組みになっています。
ウェットスーツは保温性に優れたスーツという事になります。
また、ウェットスーツを着る事で体温の低下を防ぐだけでなく、外敵からも身を守り、怪我を未然に防ぐという役割もあります。
ダイビングは水中を潜水しながら見てまわるマリンスポーツ、目の前では見た事もない景色が広がっています。
しかし、海の中は危険も多いです。身を守る為にウェットスーツを着る事で安全にダイビングを楽しむ事が出来るのです。
ウェットスーツの種類
シーズン毎によってウェットスーツの種類は異なります。
ウェットスーツとドライスーツの違いについて説明します。
ウェットスーツは基本春~秋にかけて着る事が多いです。
ドライスーツの方は冬用、寒さから身を守る防寒用のウェットスーツと認識してもらえればOKです。
ただファッションのように季節感で決めるものではないので、水温を見て判断するのがポイントです。
目安としては、水温が20度を下回るとドライスーツに切り替える事が多いです。
季節や場所によっても水温は変わります。沖縄方面でダイビングをする場合、11月でも水温が20度を超えている所もあります。
ウェットスーツを着る時期は?
ウェットスーツを着る時期は、春先~秋頃までが目安です。
水温が高い時期であればウェットスーツで十分です。
ウェットスーツ自体は厚手の構造になっているので、着るだけで体が温まります。
ウェットスーツでも少し肌寒いなと感じたら水温を計ってみましょう。
20度を下回るようでしたらドライスーツへ替えた方が良いでしょう。
ドライスーツを着る時期は?
ドラースーツは海の防寒着のようなものです。
冬の寒い時期にダイビングをする場合は、体温を下げない為にドライスーツは必需品です。
ドライスーツの中にも衣服を着るので温かさを保つ事が出来ます。
春先や秋頃でも、まだ水温が上がらない日は無理にウェットスーツに替えずにドライスーツを着て潜った方が賢明です。
ドライスーツと合わせてフードも被ると頭部も覆われるので、耳元や首元の体温を下げる事を防いでくれます。
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ウェットスーツの選び方
ウェットスーツを選ぶポイントはやはり着用時のフィット感がもっとも重要です。
大き過ぎてもダメですし、キツ過ぎてもダメなのでサイズ選びは重要です。
サイズが合わないものを着ていると窮屈に感じたり、大きすぎると水が浸水してきたりしてトラブルの原因にも繋がります。
必ず自分の体型にフィットするウェットスーツ選びをしましょう。
フィットするというのは、ストレスを感じる事なく体にピタッとハマる事です。
着用時はどうしてもウェットスーツがキツく感じたりもしますが、水に入るとウェットスーツが少し伸びて楽になるので、ウェットスーツは伸縮性があるという事は覚えておきましょう。
ウェットスーツの選びの注意点
フルオーダーをするとジャストフィットなウェットスーツを作る事が可能ですが、フルオーダーをすると値段は高めです。
既製品でも十分ですが、既製品の場合だと試着をしないと失敗する事もあります。
ネットで購入する場合、レンタルなどで何度かそのスーツを着用した経験があるなら問題ないでしょうけれど、着用した経験がない状態で購入するのは危険ですので、必ず試着出来るところで購入するのがベストです。
ウェットスーツを選ぶ基準というのは個人によって様々です。
ただ何着も常備するというのは勿体ないです。
ウェットスーツというのは日々進化をしています。
「デザイン」「性能」長く愛用する方ならいいかもしれませんが、あまり着る機会がない方は何着も所持するのは勿体ないです。
ウェットスーツというのはほおっておくとヒビ割れや伸縮性の伸びが悪くなったり、保温性の低下などの劣化の原因となる為、頻繁に使う予定のない方は何着も保持する必要がないでしょう。
春夏秋シーズン編
夏のダイビングはウェットスーツを着る前に、必ず水着を着用します。
水着の上から羽織るようにして着ます。
ウェットスーツを着る時の注意ですが、初めてダイビングスーツを着る人はこんなに着づらいものなのかと思うはずです。
そんな初めての方でもスムーズにウェットスーツを上手に着る方法があります。
乾いた素肌にそのままウェットスーツを着るのは大変です。
初めての方はまずウェットスーツを濡らしましょう。
出来ればお湯がいいですが、水でもOKです。
そうする事で、ウェットスーツと素肌の摩擦がなくなり、ツルッと入ります。
ちなみにウェットスーツを着てしまうと、トイレに行く際には上半身部分を脱がなければいけないので非常に不便です。
ウェットスーツを着る前にトイレに行っておくと良いですよ!
冬シーズン編
冬のダイビングは水温が冷たいので、体の体温が奪われないようにする為に、ドライスーツの中に衣服を着用します。
スウェットや動きやすいジャージ素材のものなどを中に着て、ドライスーツを着用するようにします。
衣服が厚手のものだと、上にドライスーツを着た時にごわつきが気になったり、スーツの伸縮性によって圧迫感を感じる事もあるので、程よい厚さのものを選ぶと良いです。
衣服の上からウェットスーツを着用するので、サイズは気持ち大きめのものを選ぶのがポイントです。
まとめ
ダイビングをするにあたって、季節ごとによって水温が変化するので、それに合わせてウェットスーツを使い分けるという事が分かっていただけたと思います。
ダイビングをするにあたって、ウェットスーツは必需品となります。
ただ、初めてダイビングをされる方や経験が浅い方はすぐ購入する必要はありません。
今ダイビングショップではレンタルもしているので、色んなウェットスーツを着てみてどのメーカーのウェットスーツが自分に一番しっくりくるのかを見るのも良いと思います。
ダイビングをしに行くついでに、ショップの人からウェットスーツに関する情報を聞いてみるのも一つの手だと思います。
自分に合うウェットスーツを見つけて、安全により楽しいダイビングになる事を願っています。
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