ダッチオーブンとは、英語で dutch ovenと書きます。
分厚い金属製の蓋つき鍋で、蓋に炭火を載せられるようになっているものです。
アメリカ合衆国の西部開拓時代などで使用されていたアウトドア調理道具として有名ですが、近年ではキャンプなどのアウトドア用品として使われることが多くなっています。
【スポンサーリンク】
目次
ダッチオーブンの種類
アウトドアショップに行けば、いろいろなメーカーからたくさん出ていますね。
ユニフレーム、スノーピーク、ロッジ、コールマン、ソト、ロゴス、キャプテンスタッグなどなど沢山あります。
各メーカーの特徴と、使い方やお手入れの方法などをまとめてみました。
ユニフレーム
取り扱いがとっても簡単なダッチオーブンです。
１枚の鉄板から作られるユニフレームのダッチオーブンは熱伝導が良く、全体がムラなく加熱されるので、料理がとても美味しく仕上がります。
ダッチオーブンスーパーディープ 10インチ
10インチでは、グループキャンプからファミリーキャンプ、アウトドアからキッチン、ビギナーからベテランまで、誰でも、どんなシチュエーションでも満足できるベストサイズです。
【サイズ】鍋径:約26.0×11(深さ)cm
【重 量】約5.8kg
【材 質】本体・フタ：黒皮鉄板4.5mm厚・クリアラッカー焼付塗装
ダッチオーブンスーパーディープ 12インチ
12インチでは、大きめの鶏や丸ごとのカニもOK！豪快な料理にぴったりで大勢の食欲を満たします。
【サイズ】 鍋径:約30.5×13(深さ)cm ・約8.8kg
【材 質】本体・フタ：黒皮鉄板4.5mm厚・クリアラッカー焼付塗装
スノーピーク
スノーピークの地元燕三条地区の鋳物成型技術によって実現した薄くて丈夫な鋳物を採用したダッチオーブンです。
薄く軽く取り扱いが楽な鋳物で、ヒートショックや衝撃にも強い、まったく新しいコンセプトのダッチオーブンです。
和鉄ダッチオーブン 26
【サイズ】スキレット:W316×D268×H58mm、ポット:φ268×H120mm・総重量/7.6kg
【材 質】本体/ダクタイル鋳鉄(耐熱シリコン塗装)
＊スキレットとは、厚手の鋳鉄製のフライパンのこと。
ロッジ
煮込み料理から、ご飯を炊きまでと調理全般にご使用いただける鋳鉄の鍋です。
サイズや持ち手の形状でお好みの商品をお選びいただけます。
カバーの内側の突起が蒸発した素材の旨味を素材に戻しながら、料理をジューシーに仕上げます。
ロジック10.25インチキッチンダッチオーブン
【サイズ】26×10cm
【重 量】5.1kg
【素 材】 鋳鉄
コールマン
植物性オイル仕上げなので、シーズニング（腐食防止のワックスや金属臭を除去して、油を馴染ませる作業のこと）が不要なので、すぐに調理を始められるダッチオーブンです。
脚なしタイプなのでご家庭のキッチンでも使用ができます。
コールマン ダッチオーブン10インチ
【サイズ】直径約25×13(h)cm、内径/直径約23.5×11(h)cm
【重 量】約6kg
【材 質】鋳鉄
ソト
ステンレス製なので、使いはじめに行うシーズニングが不要ですし、ご家庭用の鍋と同じお手入れで使えます。
もちろん使用後のサビ防止用油も不要で扱いやすいダッチオーブンです。
そのため料理に油が浮いたりしないので、ご飯や汁物も美味しく作ることができます。
残った料理は入れたまま保管や温めなおしもできますし、お手入れや持ち運びの際の不意な衝撃や急激な温度変化などにより割れることもありません。
ステンレスダッチオーブン 8インチ
【サイズ】幅310×奥行226×高さ125mm（外形）
【重 量】約3.5kg
【材 質】ステンレス（底網：ステンレス）
ステンレスダッチオーブン 10インチ
【サイズ】幅365×奥行280×高さ160mm（外形）
【重 量】約5.2kg
【材 質】ステンレス（底網：ステンレス）
ステンレスダッチオーブン 12インチ
【サイズ】幅415×奥行326×高さ165mm（外形）
【重 量】約8.2kg
【材 質】ステンレス（底網：ステンレス）
ロゴス
シーズニング不要の仕様だからすぐに使うことができます。
キッチンでも使える脚無しタイプで、IHにも対応することができます。
キャリーバッグ付きなので持ち運びにも便利です。
SLダッチオーブン8inch（バッグ付き）
【サイズ】約20.7×10cm、内寸 約18.5（16）×7.7cm
【重 量】約3.7kg
【材 質】鋳鉄、ポリエステル
SLダッチオーブン10inch（バッグ付き）
【サイズ】約26×13.5cm、内寸 約23.7×10.5cm
【重 量】約5.5kg
【材 質】鋳鉄、ポリエステル
SLダッチオーブン12inch（バッグ付き）
【サイズ】約32.5×16.5cm、内寸 約29.5×13cm
【重 量】約11.0kg
【材 質】鋳鉄、ポリエステル
キャプテンスタッグ
お手ごろ価格のダッチオーブンです。
オーブン・煮る・蒸す・焼く等の料理方法ができる万能鍋なので、オードブルからメインディッシュ、デザートに至るまで調理することができます。
ダッチオーブン30cm〈ジンギスカンリッド〉
【サイズ】約外径320×高さ175mm
【重 量】約11.0kg
【材 質】本体・ふた：鋳鉄（シリコン樹脂塗装)、つる：ステンレス鋼
ダッチオーブンの大きさ
ダッチオーブンの大きさと調理の容量は、目安として下記のようになっています。
8インチ 容量2.9リットル ４合焚き
10インチ 容量5.0リットル ７合炊き
12インチ 容量8.2リットル 12合焚き
【スポンサーリンク】
ダッチオーブンの使い方
ダッチオーブンは、鍋まるごとが調理器具の万能鍋です。
本体だけでも、フタだけでも充分な調理が可能になっています。
ダッチオーブンは、フタをして上下から熱を加えることができ、オーブンとして使うこともできます。
基本調理方法をマスターすれば、ダッチオーブンでできない料理はないくらい万能な鍋なのです。
焼きものに使う
ダッチオーブンの最も基本的な調理法は焼くことです。
焼くときのコツは、ふたの部分にも炭を乗せて、上下からの熱でオーブンのように焼くことです。
蟹や鶏を丸ごと焼くこともできるし、パンやケーキやグラタンなども作ることができます。
炒めものに使う
ほとんどのダッチオーブンのフタはフライパンとして使うことができます。
スクランブルエッグやベーコンなどを焼いておいしい朝食が楽しめます。
また、カレーやスープなどで具材を炒めてから煮るなどの料理にも便利に使えます。
煮物に使う
ダッチオーブンはフタと本体がしっかりと密閉されているので、圧力鍋として使うこともできます。
シチューやカレー、煮物なども、簡単に作ることができます。
揚げ物に使う
フタをしたまま揚げ物をすることによって、芯までしっかりと熱を通すことができます。
最後に、フタを開けて表面をカリッと揚げれば、カリッとジューシーな揚げ物を作ることができます。
ダッチオーブンのお手入れ
ダッチオーブンの手入れを怠ると、錆びができてしまいます。
この錆びを出さない事こそが、ダッチオーブンを使いこなすための秘訣です。
まずは、料理が残っていたら必ず取り出してください。
ダッチオーブンが温かいうちに、お湯を入れながらブラシで洗っていきます。
気を付けることは、食器洗い洗剤を使用してはいけないということです。
※シーズニングの時には食器洗剤を使いますが、その後は使いません。
洗い終わったら、本体と蓋を軽く空焚きして水気をとばし、ペーパータオルなどに油を染み込ませ薄く塗って完了です。
保管する時には、湿気を吸い込ませるために新聞紙をつめて、割りばし等を蓋と本体の間にかませ、空気が循環出来るようにして保管しておくことをおすすめします。
直火は禁止
直火禁止のキャンプ場が多くなっていますね。
これにはいろいろな理由がありますが、土の中の微生物が死んでしまうと自然破壊につながってしまうという理由もあります。
直火禁止のキャンプ場では、焚き火台の上でダッチオーブンを使うことができます。
まとめ
オートキャンプには、ダッチオーブンを持って行くと、キャンプの料理の幅がグーンと広がります。
使いこなしていって、黒色に仕上がったダッチオーブンを「ブラックポット」と呼びます。
使い込むほど、味の出てくるダッチオーブンになってきます。
【スポンサーリンク】
