釣りは休日のお父さんの趣味、という印象をお持ちではないですか?

実は釣りは子供も大人も家族みんなで楽しめるアウトドアなんです!

家族で楽しむ釣りはファミリーフィッシングと呼ばれ、近年人気が高まっています。

子連れでも釣りをめいっぱい楽しむ方法をご紹介します。

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子連れにおすすめの釣りスタイル

子連れにおすすめの釣りスタイルは、ずばりサビキ釣りです。

釣りには、海釣り、渓流釣り、投げ釣り、ルアー釣り、ウキ釣りなど…

釣る場所や方法によって様々な種類があります。

なかでもサビキ釣りは初心者向きで、小さい子供でも気軽に楽しめる釣りのスタイルです。

サビキ釣りとは

サビキ釣りは防波堤や海釣り公園などで手軽にできる釣りです。

シーズンはおもに初夏~晩秋と、アウトドアには気持ちの良い季節。

釣れる魚は、アジ、イワシ、サバなどの小さめの回遊魚です。

こうした魚は群れで動くため、比較的釣りやすいというメリットがあります。

サビキ釣りは、コマセと呼ばれるペースト状の餌を海中に蒔き、寄ってきた魚を針で釣り上げる仕組みです。

針は5つほど連なってついているのが特徴で、寄ってきた魚たちを一度に3~4匹まとめて釣り上げられることもあります。

魚の群れにうまく出会えれば、短時間で簡単に、魚を釣り上げる楽しみを実感できます。

そのため初心者や子連れにもおすすめの釣りスタイルです。

サビキ釣りが子連れにおすすめの理由

・防波堤や海釣り公園など、安全な場所で釣りができる

船で沖まで出たり、山奥の渓流や、危険な沼地へ行く必要がありません。

電車や車で行きやすく、足場や設備のととのった防波堤や海釣り公園でできるため安心です。

・道具が安い

サビキ釣りに使う竿は短く軽量で安いものが多く、大体2,000円~5,000円が相場です。

仕掛けに使う餌やカゴなど、竿以外に必要な小物も500円前後と安いものばかりです。

揃える道具の数が少ないのも手軽さのひとつです。

・仕掛けが簡単

サビキ釣りの仕掛けは、ペースト状の餌を小さなカゴに入れて海に落とすだけ。

針に虫をつける必要がないため小さな子供でも安全に作業できます。

サビキ釣りの基本道具

サビキ釣りに必要な基本の道具をご紹介します。

・竿

サビキ釣りに使う竿は、短くとても軽量です。

筆者の長女(4歳)も1人で竿を持つことができます。

またコンパクトに折りたためるものが多く、持ち運びも便利です。

特別に竿ケースを用意しなくても、リュックサックにすっぽり入るサイズの竿も。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・餌(コマセ)

アミエビというプランクトンをペースト状にした餌です。

レンガと呼ばれる冷凍ブロックなど様々なタイプがあります。

子供には手が汚れにくく使いやすいチューブタイプがおすすめです。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・カゴ

餌を入れるカゴです。

海中に沈みやすいよう、おもりが付いたプラスチックタイプが使いやすくておすすめです。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・針

サビキ釣り用の釣り針です。針が5本ほど連なっているのが特徴です。

針の数が多いため、うっかり子供が踏んだり触ったりしないように注意が必要です。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・メゴチバサミ

釣った魚を針から外すときに、これがあると魚をしっかりつかんで抑えられるので便利です。

魚を針から外す作業は危険でも、このメゴチバサミで魚を抑えたり、クーラーボックスに入れる作業なら子供でも安心して任せられます。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・水くみバケツ

汚れた手や道具を洗ったり、帰るときに釣り場をサッと掃除するのに便利なバケツ。

海水を汲むことができるように、長いロープが付いているのが特徴です。

海水を汲んだバケツの中に釣った魚をしばらく泳がせておくと、子供も喜びます。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・クーラーボックス

釣った魚の鮮度が落ちないよう保冷するため、クーラーボックスは必須です。

サビキ釣りで釣れる魚は小さいので、容量は8L程の小さなもので十分です。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・ハサミ

釣り糸を切ったりするのに必要です。

子連れにあると便利な道具

ここからは、子連れフィッシングを楽しむときにあると便利な道具をご紹介します。

・食べ物と飲み物

釣りに限らず、食べ物と飲み物を持たずに子供とアウトドアは楽しめません。

豊富な飲み物とおやつ、お弁当を持って行きましょう。

子供が釣りに飽きてしまっても、おやつがあれば何とかなります。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

・ウェットティッシュ

子供は手を汚しがち。

餌がついたままの手でおやつを食べたりしないよう、ウェットティッシュがあると便利です。

・ビニール袋

釣り糸などのゴミを持ち帰るため、釣りの際には持っておきたいビニール袋。

特に子連れだと、使ったウェットティッシュやおやつの空袋などゴミがたくさん出ます。

ビニール袋は多めに持っていくと助かります。

・レジャーシート

荷物を置くだけでなく、子供がおやつやお弁当を食べたりするときにあると便利です。

子供が小さい場合はアウトドア用のイスよりも、地面に広げられるシートの方が何かと便利です。

・テント

海辺の強い日差しを避けるためにあると便利です。

子供がお昼寝をしてしまったときも、テントがあると日陰ができて安心です。

ワンタッチタイプの簡易テントが持ち運びにも便利でおすすめです。

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

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楽しみ方は釣りだけじゃない!?

ここまでサビキ釣りが子連れにおすすめの理由について述べてきました。

しかし、子連れフィッシングの楽しみ方は釣りだけにとどまらないと言えます。

魚を釣ること以外にもある子連れだからこその釣りの楽しみ方をご紹介します。

ピクニック感覚で楽しむ

海風を感じながら、レジャーシートやテントの中でおやつやお弁当を食べる。

それだけでもう気持ちが良いものです。

自然とのふれ合いを楽しむ

海は、日や時間帯によって潮の流れも潮位も変わります。

潮によって魚の動きが変わること、干潮や満潮で水位が変わること、穏やかな海、荒れた海…

そうした自然の営みを子供にも感じてもらうことがきます。

食育を楽しむ

釣りたての魚は生きています。ビチビチと跳ねて、精いっぱい抵抗します。

スーパーに並んでいる下ごしらえ済みの魚しか見たことがない子供には、普段食べている魚が元々はこうして生きていたこと自体が衝撃かもしれません。

食事は命をありがたく頂いていること、食べ物への感謝を忘れない心をはぐくむ食育にとって、釣りは大きな役割を果たします。

子連れフィッシングの注意点

子連れで釣りを楽しむための注意点についてみていきましょう。

釣りを楽しむ上でもっとも大切なのは安全確保です。

海への転落防止

足場の悪いところはないか、海に落ちる危険性がないか、常に気を配る必要があります。

筆者がよく行く釣り場には、海と陸との境に格子状の柵があります。

柵があることで子供が海に落ちることはまずないだろうと油断していたのですが、

ある時ふと気付いたら、2歳の次女が柵を半分すり抜けて海に落ちかけていたことがありました。

子供は本当に何をするかわかりません。

大人もつい釣りに夢中になりがちですが、子供の様子には常に注意を払っておきましょう。

万が一のためにライフジャケットなどを着せておいてもよいでしょう。

ケガの防止

釣りは、釣り針やハサミなど鋭利な道具を使います。

釣り糸も子供の体に絡まったりすると大変です。

また満潮時などに波があがってきて地面が濡れ、滑りやすくなる危険性もあります。

子供にも針などの危険性をよく教え、ケガには十分気を付けましょう。

トイレや手洗いなどの衛生面対策

海釣り公園にはトイレや水道などが設置されていることが多いですが、

防波堤には近くにこうした設備がないこともあります。

トイレの場所をあらかじめ確認しておいたり、手洗い用の水道水をペットボトルに入れてくるなど、衛生面での対策をしっかりしておきましょう。

暑さや寒さ対策

海辺は日差しも風も強い場所です。

釣りはそうした環境で長時間じっとしているので、暑さ寒さ対策が重要です。

真夏であれば熱中症対策として、クーラーボックスや保冷材を多めに持って行きましょう。

初秋ともなると、残暑厳しくても海辺で強い風にあたっていると意外に体が冷えます。

ウインドブレーカーなどの防寒具やテントなどの風除けがあると重宝します。

まとめ

【ファミリーフィッシング】子連れフィッシングの楽しみ方

釣りは自然相手のアウトドアです。

魚がかかるときもあれば、全くかからないときもあり、忍耐が必要です。

しかし子供は飽きっぽいので、途中で釣りに退屈してしまうこともあるでしょう。

そんなときは、ピクニックや自然観察や食育など、釣り以外にも子連れならではの楽しみを見つけてみましょう。

そうすることで子連れフィッシングの楽しみ方はぐっと広がります。

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