秋の味覚の筆頭にあげられるフルーツといえば、ぶどうですよね。
甘くておいしいし、ぶどうが大好物の子どもさんも多いですね。
ぶどう狩りに出かける計画を立てていらっしゃるご家庭もあるかもしれません。
ぶどうを自分で育ててみたいけど、スペースはないし、育て方も難しそうと思っていませんか。
実は鉢植えにすれば、簡単にベランダでも育てられるのです。
ちゃんと美味しい実がつくように、日本の風土にぴったり合った品種を選びましょう。
実のなる樹を育てると、楽しみが増えますよ。
家族みんなでわーわー言いながらぶどうの成長を見守ったり、おまけに実がついて熟してきたら食べることもできるんです。
そこで今回はぶどうを育てる時に必要な用具、苗の選び方、植え方、管理の仕方、仕立て方、
剪定の仕方など美味しいぶどうを育てるコツとポイントを分かりやすお伝えします。
果樹をはじめて育てる方には、ぶどうは最適です。
ぶどうは大変強く、よほどのことがない限り、枯れません。
庭植えはもちろん、ベランダでも鉢植えにして簡単に楽しむことができます。
早ければ植え付けてから1~2年で収穫可能なのも嬉しいですね。
ぶどうは土や気候に適応する力が抜群で、葉もそれほど落ちませんし、ベランダの日よけ対策にもなります。
ぶどうはつる植物で原産地はヨーロッパと北アメリカです。
8月から10月初めにかけて収穫できます。
樹勢が旺盛で3m以上に育つ場合もあり、耐暑性もあります。
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目次
育てやすくて、おススメのぶどうの品種
ぶどうにはヨーロッパぶどう、アメリカぶどう、欧米雑種ぶどうがありますが、家族と楽しむ
鉢植え栽培には病気にも強く、育てやすいアメリカぶどうを選びましょう。
アメリカぶどうは行灯仕立てに向いています。
高温多湿の日本で育てるには「マスカット・ベーリーA」や、甘みのある「甲斐美嶺」、香りのよい「竜宝」、「巨峰」などがおすすめです。
苗の選び方と植え付け
ぶどうを育てるのに必要なものは、ぶどう苗、10号鉢、鉢底網、鉢底石、果樹用培養土、肥料、90㎝の支柱、剪定ばさみなどです。
ぶどう苗は耐病性のある接ぎ木苗を購入しましょう。
1500円~2000円で園芸店や通信販売で売っています。
初心者の方は果実が紫色の品種を選ぶと病気にも強く安心です。
良い苗を選ぶポイントは枝、根、芽がしっかりしている元気なものを選ぶことです。
ひょろひょろしたものは避けましょう。
まずは鉢に鉢底網を敷き、鉢の底が見えなくなるまで鉢底石を入れ、培養土を軽く入れます。
ぶどう苗の根を傷つけないようにほぐし、広げて土の上に置きます。
接ぎ木の部分が土に埋もれないように土を入れていきます。
その後は上から手で土をしっかり押さえ、鉢底から水が出てくるまでたっぷり水やりをして終了です。
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ぶどうの育て方
適切な用土を選ぶ。
水はけ、水もちのよいことが大切で、この条件さえ満たせば、土はあまり選びません。
栽培のプロセス
ぶどうの植え付け時期は11月から2月頃です。
まず主幹の根元から40㎝ぐらいの場所をばっさり切ってください。
この作業は今後の元気な成長に大切ですので、ためらわずに行ってください。
1年目の夏
春になると新芽が出てきますので、一番元気なつるを1本選び、それを上に伸ばします。
不安定になってきたら、90㎝ぐらいの支柱(つる性植物用のタワーリングサポート)をそえて、ぐるぐる枝を結わえ付けていきます。
細い脇枝はすべて切り取ってください。
2年目
実ができてきたら半分だけ残して切り落とします。
エネルギーを集中させて、よい実を育てるためです。
鉢植えの場合小粒品種で10房程度、中粒品種で5房程度、大粒品種で3房程度残してください。
順調に育てば、8月~10月初めには収穫できます!!
日あたり・水やり
日光が大好きなので日当たりの良い場所を選んでください。
そして乾燥気味が良い育て方です。
土の表面が白く乾いてきたら、たっぷり水をあげてください。
肥料
元肥として有機固形肥料を2月に施します。
そして追肥として緩効性化成肥料を6月、9月にあげてください。
病気と害虫
病気:べと病、晩腐病、黒とう病、さび病、褐斑病など
害虫:ブドウトラカミキリ、ブドウスカシバ、フィロキセラなど
樹勢が強く、鉢植えでも旺盛に育つので多少の病害虫の被害も大して気にしなくていいです。
仕立て方
支柱への沿わせ方のコツは、収穫しやすいように柔らかいつるを少しずらしつつ巻き付けることです。
上記の柔らかく良いつるは行灯を1~2周したら止めて、それから先は切り落としてください。
植え替え時期
鉢植えの植え替え適期は11月から3月です。
剪定
1月から2月にすべての枝を根元から1~2節を残してばっさり切ってください。(勇気をもって。大丈夫!!)
まとめ
ぶどうの育て方のポイントとコツを上のようにまとめてみました。
ぶどうを育てるのは意外と簡単だと驚かれたのではないでしょうか。
家庭での栽培はあまり難しく考えると楽しくなくなってしまいます。
目指すゴールはぶどうを丈夫に育てて、美味しいぶどうを頂くことです。
「ぶどうはめったに枯れることはないよ」と園芸店の方のコメント。
励みになるうれしい言葉ですね。
ぶどうの生育中、ベランダで育つぶどうを眺めたり、話題にしたりしながら実が熟すのを待つ日々は家族の誰にとっても、貴重な思い出になることでしょう。
ここに書かれているぶどうの育て方を是非参考にしてくださいね。
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