最近ロッククライミング、その中でもボルダリングがすごく人気になってきていますよね!

クライミングジムでボルダリングを始めて、そろそろ本物の岩(外岩)でボルダリングをしてみたいと考えてる人も多いのではないでしょうか?

「でもまだ初心者だし、全然上手くないし。」

「外岩は行ってみたいけど、怖いし、危なそうだし・・・。」

「どこに行って、どんな道具を持っていけば良いかわからないし。」

そう考える人が多いのではないでしょうか?

でも、安心してください。外岩によく行っている強強のお兄さん、お姉さん達も最初はオドオドして外岩ボルダリングデビューしたはず?です!

私も一番最初に外岩ボルダリングへ行った時はすごくビクビクしたのを覚えています。誰でも最初は初心者です。

しかし!外岩にはそれ以上のドキドキや興奮、感動があります。

今日は外岩ボルダリングデビューを考えている外岩ボルダリング初心者の方に、そんな感動を味わって欲しいと思い、どれくらい強くなれば外岩へ行けるのか?どんな場所が良いのか?どんな道具が必要なのか?

また、注意すべき事はなんなのか?など、今回は外岩ボルダリングについて説明していきたいと思います。

【スポンサーリンク】

どれくらい強くなれば外岩ボルダリングへ行ける?

まず、一番初めにみなさんがよく口にし、気なっている事はこれではないでしょうか?

外岩ってやっぱり強くてストイックな人が行っているイメージだし・・・。外岩はある程度上手くて強くないと楽しめなさそうだし・・・。

ハッキリ言います!そんな事は全くありません!どんなに初心者でも、下手くそでも楽しめるのが外岩ボルダリングです。

ボルダリングは元々練習だった!

元々ボルダリングはロープクライミングの練習や暇つぶしとして、ロープを使わず4~5メートルくらいの岩を登っていたのが始まりなのです。

練習・・・つまりは、どんな初心者でも外岩を登れるという事です!

実は私はクライミングジムに行く前から外岩を登っていたという、現在ではかなり珍しい入り方でクライミングを始めました。

なので、自信を持って外岩ボルダリングは初心者でも十分楽しめる!と言いきれます!

ただし!グレード(ルートの難しさ)や特定のルートを登る事に固執しすぎるとあまり楽しめないかもしれません。

現在は昔と違い、難しいグレードのルートが沢山出来ています。難しいルートばかりトライしていると何も登れず帰る事になってしまう可能性があります。

もちろん、初心者用の簡単なルートもたくさんあります。

最初はあまり背伸びせず、自分にあったルートを選んで登りましょう!

どこに登りにいけば良いの?

さて、登りに行く気持ちが出来たところで、次は登りに行く場所を決めましょう!

登れる外岩ってそんなにいっぱいあるの?

あります!!公に公開されているエリアやシークレットエリアという未公開のエリアを含めると、実は日本には登れる岩場が沢山あるんです!

シークレットエリアは岩場までのアプローチが複雑で険しかったり、情報が乏しいなど、初心者の方にはあまりお勧めはできません。

公開エリアで尚且つ、トポ(岩場までの地図)が販売されているエリアに行く方が良いと思います。

小川山

長野県にある日本のクライミングの聖地、小川山はまさにおススメのエリアです。

アプローチも比較的近く、トポも発売されています。
また、キャンプ場や山荘もあるので、何日も滞在しながらのんびりクライミングを楽しめるのもおススメポイントです。

テントでキャンプ

女性ならトイレ事情も気になるところだと思います。小川山には山荘だけでなく、キャンプサイトにもトイレがあるので、安心できますね。

そんなおススメの小川山ですが、実は車がないと行けないのです。ほとんどのエリアが車がないと行けないのですが、中には電車で行けるエリアもあります。

北山公園、京都笠置

私が住んでいる関西圏では兵庫県の西宮市にある北山公園や、京都府の笠置町にある笠置などが有名です。
トポも発売されていますし、トイレもあります。岩もそこまで高くないので初心者の方も安心して登れます。

御岳

更に、東京にも電車でいけるエリアが存在します。青梅市にある御岳という川沿いのエリアです。
御岳は小川山に並ぶほどの有名エリアで、シーズンの土日になると沢山の人で賑わいます。

外岩ボルダリング

また、ここにはボルダリングをするうえで必要不可欠なボルダリングマットのレンタルショップが近くにあります。
シューズさえ持って行けば簡単に始める事が可能なのもおススメポイントです。

おススメエリアのポイント

ここまでいくつかおススメのエリアを紹介してきましたが、おススメエリアのポイントをまとめていくつか挙げておきたいと思います。

  • 情報が公開されている公のエリアであること。
  • トポが発売されているエリアであること。
  • アプローチが比較的近いエリアであること。
  • トイレがエリア内にあること。

これら4つの他、電車での移動が可能なエリアというのもおススメポイントとしたいと思います。

【スポンサーリンク】

どんな道具を持って行けば良いの?

次に、どんな道具が必要か紹介します。

私が実際登る時に持っていく道具たちです。

外岩ボルダリングの道具

  • ボルダリングマット
  • クライミングシューズ
  • ブラシ
  • チョーク&チョークバック
  • シート

以上の5点です。

ボルダリングマットとは?

ボルダリングマットは落下地点にひくもので、これがないと大けがに繋がる可能性が非常に高くなります。
こちらは、岩場でレンタルできる所もありますし、クライミングジムでレンタルを行っている所もあるので、必ず用意をしていきましょう。

クライミングシューズとは?

クライミングシューズは登るためだけに作られたシューズです。
運動靴でも登れるようなルートも中にはありますが、安全面を考えて用意をしていきましょう。

ブラシとは?

ブラシは登った後に岩に付着したチョークを落として掃除するために持っていきます。
クライミングのマナーとして、登り終わった後は必ずチョークを落とすと、いうものがあります。

金属のブラシなどは岩を傷つけてしまう可能性があるので、動物の毛で作られたブラシを使用して下さい。

チョーク、チョークバックとは?

チョークは登る時に滑り止めとして使います。
日本ではロジン(松ヤニ)入りのチョークは外岩では使用が禁止されていますので、使う前には必ずチェックしてから使用しましょう。
チョークバックは、チョークがこぼれないように入れるバックです。

シートとは?

シートは防水シートが一番良いですが、レジャーシートなどでも良いと思います。
これは、マットの下にひくために持っていきます。日本の岩場は、地面がドロドロだったり、濡れているところも少なくありません。
その上に直接マットをひくとすぐにマットが痛んでしまいます。長くマットを愛用するために必要不可欠なアイテムです。

これ以外にも自分でいろいろ装備品をアレンジしたり考えたりするのもすごく楽しいですよ。

外岩でのマナー

外岩では様々なマナーやルールが存在します

挨拶をしっかりしよう!

まずは、出会った人にはしっかり挨拶をする。
これは岩場でのマナーというよりは一般的な常識かもしれません。

登りたい岩に先客がいた場合は、「一緒に登っても良いですか?」や、マットを使わせてもらう場合、「マットお借りします。」など一声かけるようにしましょう。

みんなが気持ちよくクライミングが出来るよな環境作りを自分たちでしていきましょう。

土足はダメ!

マットの上はクライミングシューズ以外、土足で上がらないようにしましょう。
ドロドロの靴でマットに上がられるとすごく嫌ですよね。

これが原因でトラブルになっているグループを何度か見たことがあります。少しの気遣いを忘れないようにしましょう。

必ずブラッシングを!

登った後は必ずブラッシング。
先ほど、道具の項目でも少し書きましたが、登ったあと、チョークを付けたところは必ずブラッシングを行って下さい。

ブラッシングしないまま放置すれば、岩がどんどん汚くなりますし、チョークが残っていれば、次に登る人のヒントにもなってしまいます。

登るうえで、自分でホールドを探し、動きを探るのもクライミングの醍醐味の一つです。次に登る人たちの事も考えてあげましょう。

チッピングは絶対ダメ!!

岩を削ったり、加工は絶対にしないで下さい。
近年問題になっているのが、チッピングといわれる岩の加工です。

これは岩を人為的に削る行為です、クライミング界では最もご法度とされています。

チッピング行為の大半が登りやすく加工をしたものになります。登っている途中に岩が欠けてしまうのは仕方がありません。

もし登れないルートがあるなら、岩を削るのではなく、自らのクライミング技術を磨きましょう!

初めての外岩ボルダリングまとめ

外岩ボルダリング

登るうえで守らないといけないマナーやルールは意外にも沢山あります。

ですが、そんなに難しいものはありません。

外岩で登り切った時は、ジムでは味わえないような感動と爽快感があります。

危険を伴うスポーツですが、臆せずに是非外岩デビューしてみて下さい!

【スポンサーリンク】