比較的手軽にできるアウトドアがバーベキューですが、その中で難関といってよいのが「火おこし」です。
ただ炭に火をつけるという作業ですが、意外に苦戦することも多いのです。
炭に火がつかないと始まりませんし、家族や仲間もいるのでスマートに火おこしをしたいものです。
いざバーベキューをするときに失敗しないために、火おこしの基本とコツを見てみましょう。
【スポンサーリンク】
バーベキューコンロを設置しよう！
まずはバーベキューコンロを設置します。
四本足がついているスタンドタイプのコンロは地面が安定している所を選びます。
風向きやテーブルとの動線も考えるといいでしょう。
卓上で使えるようなコンパクトなバーベキューコンロも、安全のため火おこしは広いところで行います。
バーベキューコンロの内側に、風穴をふさがないように厚手のアルミホイルを敷くと後片付けがとても楽にできますし、コンロも綺麗な状態を保つことができます。
基本の火おこし
新聞紙を使う
- まずは基本の、新聞紙を使って火をおこす方法を紹介します。
- 新聞紙は適当に丸めてコンロの中央にならべ、その上や周りに風が通るようにすき間を空けつつ小さめの炭で囲みます。
- 新聞に火をつけてうちわなどであおぎ火を大きくします。
- 小さめの炭に火がついたら、徐々に炭を置いていきます。
少しだけ手間がかかりますが、新聞紙でもっと効率よく確実に火をつける方法もありますので、そちらも紹介したいと思います。
- 新聞紙をねじって棒状にします。
- その棒状の新聞紙を「井」の形に組み、周りを囲うように炭を立てかけて並べます。
- 「井」の中心に火をつけた新聞紙を入れます。
着火剤を使う
着火剤は新聞紙を使う代わりに使うので、着火剤の使い方や火のつけ方は基本の新聞のときと同じです。
- 着火剤をコンロの上に並べその上や周りに小さめの炭を置いて着火剤に火をつけます。
- チューブに入っているジェル状の着火剤は炭に直接着火剤を出し、着火剤に火をつけてからその上に炭をならべます。
- 着火剤が燃えている間は風を送るのは控えめにして、炭に火が移ったら思い切り仰いで風を送ります。
バーナーを使う
新聞や着火剤を使用せずに、ガスバーナーで直接炭に火をつける方法もあります。
- 炭をコンロの中に組み並べてガスバーナーで火をつけます。
- ガスバーナーは火力が強いので、しばらく炭に火を当てていると着火します。
- 炭に火がついたら仰いで火を大きくします。
風が強い場合などはガスバーナーを使うほうが確実に火がつきます。
【スポンサーリンク】
火おこしのコツ
炭に火をつけるだけの火おこしにも、コツはあります。
新聞や着火剤に火がついても炭まで火が回らないといけませんし、炭に火がついてもそれが全体に回るまでは油断できません。
火おこしでの一番のコツは空気をうまく送ることです。
新聞や着火剤、炭を並べるときには必ず空気が通るような隙間を作ります。
酸素がなくては火は燃えませんし、風が通ることによって炎が大きくなり周りにも火がつきます。
火おこしの時にうちわなどを強く仰いで風を送りますが、風が通る隙間がないとこれも効果はありません。
火おこしの最中は、あまり炭を動かしたり触ったりしないほうがいいです。
せっかくついた火が消えてしまうこともあります。
また、バーベキューの途中で炭を足すときは燃えている炭の下に足すようにしましょう。
上に置いていくと火力が弱まってしまうため調理が中断されてしまいます。
火おこしで注意すること
火おこしでは注意する点がいくつかあります。
ケガの恐れもある火を扱うので、注意点をしっかりと把握して安全に作業を進めましょう。
・チューブに入っているようなジェル状の着火剤は途中で継ぎ足してはいけません。
炭の上でチューブから着火剤を出しているときに引火してしまう恐れがあります。
・炭をカセットコンロの火でつけてはいけません。
カセットコンロの上に炭を置いてガスの火で加熱させると、熱によってカセットコンロやガスボンベが熱くなり爆発してしまう危険があります。
・新聞紙を燃やす場合は、うちわなどで仰ぐときに灰が舞いやすいので注意しましょう。
アミや鉄板の準備
うまく炭に火がついたらいよいよ食材を焼きはじめます。
その前に、より快適に食材を焼くためのひと手間を加えましょう。
焼き網はよく熱してからハケやキッチンペーパーなどで植物油や牛脂を塗り、油をなじませ食材をのせます。
酢を塗っても同じ効果があり、網に食材がくっつきにくくなります。
鉄板も、使う前にはよく熱してから油を塗ると焦げ付き防止になります。
まとめ
バーベキューをするときなかなかスムーズにいかない火おこしですが、基本の火のおこしかたとちょっとしたコツを押さえていれば焦らずにできますね。
家族や仲間の前でスマートに火おこしができるように、基本とコツを頭に入れて楽しいバーベキューの時間をお過ごしください。
【スポンサーリンク】
