登山の楽しみといえば、どこの山へ行こうかという計画段階での楽しみがあります。

テント泊ともなれば準備にも時間がかかります。

テントや道具などの持ち物と荷物の重さとの妥協点の模索、当日までの体調管理、おすすめビューポイントや危険個所のチェック、登山中の景色テントの設営食事の準備夜の憩いの時間などなど、想像しただけでもワクワクしてきます。

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登山の準備

テント泊では、メンバーの顔ぶれを確認して、メンバーの体力や技量を考えて、どこの山へ何日で行くかを決めます。

行先と日数が決まればコースの選択作業です。

食事のメニューも考えなければなりません。メニューが決まれば食材の選択、さらには共同道具などの持ち物の分担作業があります。

買い出しの必要なものは、メンバーで分担して買い出しをします。共同生活をするメンバーなので、そろって買い出しに行くのも楽しいですね。

登山用品の三種の神器

日帰りの登山でもテント泊の登山でも、登山靴、ザック、レインウェアは登山の必須アイテムです。

登山靴を買うときには、いろいろと履いてみて自分にフィットした靴を選んでください。靴下は厚めのもので、できれば重ね履きが良いと思います。当然ながら試し履きの時にも集めの靴下を履いてフィット感を試してください。

ザックは必ず背負ってみて、自分の体にフィットするザックを選びます。できれば重しを入れて背負ってみるのが良いです。

レインウェアは、服の上から着てみて動きやすく蒸れないものを選んでください。

それから、常備薬と応急手当ができる位の医薬品は持って行きましょう。あと、日焼け止めも必要です。高山では紫外線も強いです。

大きめなザックが必要

テントでの泊まりなので、個人道具も通常の登山用品にプラスして、寝袋、食器、防寒着、日常用品から着替えまで持っていかなければなりません。そこに共同装備の分配分が増えてくるので荷物の量も多くなり重くなってきます。

そこで、ザックは50L以上のものが必要になってきます。テント泊でのおすすめはサンダルやスニーカーです。テント場では水汲みや炊事、トイレなどと靴を履いて移動することが何かと多いので役に立ちます。

服装は重ね着が理想

登山は暑かったり寒かったりの繰り返しです。

このように脱ぎ着を繰り返す登山では、ベースレイヤー(アンダーウェア、下着)、ミッドレイヤー(中間着)、アウターレイヤー(アウターウェア)の3つのレイヤーに分け、トータルに服装を考える必要があります。

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テント場へついたら

テントの設営場所が決まっているところが多くあります。

通常は山小屋のそばで、清掃協力金などを払い、指定された場所にテントを設営することになります。清掃協力金を払うことによりトイレや水場を使うことが出来ます。日本アルプスなどでは、水は貴重品になります。

テント場へは早く着けるように計画しておきましょう。

テント泊ではやることがたくさんあります。テントの設営、荷物の片づけ、水場への水汲み、食事の用意、食事の後片付け、寝具の準備などなど、メンバーで分担して効率よく動きましょう。

楽しい食事

長時間重い荷物を背負って歩いた後なので、簡単に調理できる料理を選ぶことも大切です。

食材は、軽くて簡単に調理が出来て美味しくて日持ちのするものが理想です。

最近では美味しくて軽いレトルトの食材が沢山発売されています。お味噌汁やスープ、カレーから丼物までいろいろなものがあります。これらの食材も有効に使ってメニューを考えてみるのもいいですね。

たまには、都会で食べ比べしておくのも良いと思います。

テントでゆっくり過ごす

一通りのことが終わり夕食を早めに済ませたら、あとはメンバーとのひとときです。

テントの中でお酒でも酌み交わしながらゆっくりと過ごしましょう。テントは共同生活の場なのでお互いに気を使いながら、よもやま話に花を咲かせるのもいいですね。

せっかくなので、テントの外へ出て満天の星空を眺めるのも雄大な大自然を満喫することができます。

夜は静かにして、周りのテントに方達の迷惑にならないように気を使ってください。

あまり遅くならないうちに寝る準備をしておきましょう。

おすすめ装備

テントは軽量でコンパクトで、設営、撤収が簡単なものがおすすめです。できれば、売り場で設営、撤収をさせてもらうといいですね。

ザックは50L以上のものをおすすめします。

雨の日にはザックカバーがあると、雨でザックが濡れるのを防げます。

寝袋は軽くて寒冷地に強いマミー型をおすすめします。

寝るときに敷くマットはエアー式が持ち運び時にコンパクトになるのでおすすめです。エアーはパンパンに入れると寝にくいので、エアーの入れ具合を自宅で試してみて、いい感じのエアー状態の感覚をつかんでおくことをお勧めします。

テント場ではジャージにサンダル+防寒着のようなスタイルが動きやすくて機能的です。

あと、役に立つのはトイレットペーパーです。
トイレットペーパーをつぶして持って行けばかさばりません。汚れを拭いたり、食器を拭いたり、もちろんティッシュとしても使えますので、何かとテント内では重宝します。

最近はやりなのはトレッキングポールです。これはけっこう楽に歩けます。

テントの撤収

山の朝は早いですので、まずは早起きしましょう。

テント泊の朝もやることが沢山あります。

水場への水汲み、朝食の準備、食器の片づけ、荷物の片づけ、登山の準備、テントの撤収などなど、メンバーで分担して効率よく時間を使いましょう。

山の中で朝のコーヒーなんて良いですね。朝の水汲み担当者は、皆さんより少しだけ早起きしてコーヒーなんかを沸かしてから、皆さんを起こしてあげるなんてちょっとお洒落ですね。

朝食にはあまり時間をかけないで、早めの出発を心がけてください。

テントの撤収後には忘れ物やゴミの無いように綺麗にして、ゴミはすべて自分たちで持ち帰ってください。

複数日程の登山

数日間テント泊で山を歩くときは、前日の疲れを出来る限り持ち越さないことです。とはいっても、荷物も重いし行程も長いので疲れを全く持ち越さないということは無理です。

そして、皆に信頼される経験豊富なリーダーが必要です。

リーダーはメンバーの力量を見極めて、体力のない人に合わせた余裕を持った登山計画を立てなければなりません。また、天候の悪化やメンバーの体調不良なども考えて、エスケープルートも考えておかなければなりません。
常にメンバーの状態を把握して、場合によっては登山行程の変更も考えなければなりません。このような適切な判断が瞬時にできるリーダーがいれば安心した登山が楽しめます。

まとめ

テント泊となると、荷物も重くなり行程も長くなります。

初心者の方は、経験豊富なリーダーについていくのが賢明です。経験豊富なリーダーは、常に状況を見ていて適切な状況判断をすることが出来き、応急処置などの知識も持っていますので安心です。
経験のあるリーダーを知らないという方は、登山ツアーなども開催されていますので、初心者の方はぜひ利用してみてください。

新しい仲間との出会いもあり人生が広がるかもしれませんよ。

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