泊りの登山となると荷物も重くなり、行動時間も長くなります。

日帰り登山に比較すれば、荷物も多くなり体力も必要になってきます。

山小屋泊の登山では、テント泊とは違い山小屋という設備を利用しますので寝具や食事の心配はいりませんので助かります。

しかし、山小屋泊でもある程度の準備が必要ですので今回は山小屋泊について必要な持ち物やおすすめの装備や荷物をお伝え致します。

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登山装備の必需品

山小屋泊の登山でも、山を歩くための登山靴、荷物を運ぶためのザック、雨対策のレインウェアは必須アイテムです。

登山靴を買うときには、いろいろと履いてみて自分に一番フィットした靴を選んでください。靴下は厚めのものを履いた方が足への負担が少なくなります。できれば重ね履きが良いと思います。当然ながら試し履きの時にも厚めの靴下を履いてフィット感を試してください。

ザックは必ず背負ってみて、自分が一番背負いやすいザックを選びまましょう。できれば重しを入れて背負ってみてフィット感をみるのが良いです。

レインウェアは、服の上から着てみて動きやすく蒸れないものを選んでください。

山小屋泊でのおすすめザックの大きさ

登山用リュック
山小屋泊では共同装備はほとんどありませんので、荷物の量もかなり少なくなってきます。

しかし、山小屋泊でも1、2泊のビバーク(緊急野営)ができる用意は持って行ってください。

山ではどんなアクシデントが起きるかわかりません。そんな緊急事態が起きても、自分自身で対処していかなければならないからです。

そこでおすすめは35Lくらいのザックが良いと思います。

登山には登山靴

登山靴

登山道は実に変化に富んでいます。

岩場を登ることや下ることもあります。また、滑りやすい地質の急勾配を登ったり下りたりすることもあります。さらには、川の中を歩いたり、雨の中を歩いたりと濡れた山道を歩くこともあります。寒い日もあれば暑い日もあります。

こんな変化のある環境の中での歩行を守ってくれるのが登山靴です。

登山靴は、長時間にわたる変化のある登山でも足を守ってくれるように設計されています。それは、防水機能であったり、滑らない様に靴底には特殊なゴムが使われたりしています。

たとえば、靴底が分厚いのも、足を疲れさせないことと岩肌から足を守ってくれるためにそうなっています。

だから登山には登山靴が必要なのです。

レインウェア

レインウェア

雨を防いでくれるウェアです。

ビニールのものでは、着た途端に自分の汗でレインウェアの中がびっしょりになってしまいます。同時に体も汗でびっしょりになってしまい、気温が下がったときに体温を急激に奪われてしまいますのでとても危険です。

外からの雨を防いでくれて、中からの湿気を外へ逃がしてくれるものがベストです。

登山のレインウェアで幅広く使われているものはゴアテックスです。

これはアウトドアに凄く便利な素材で、 雨の侵入を防いでくれて風も防いでくれます。それでいて蒸れないというものです。

ちなみに、ゴアテックスはWLゴア&アソシエイツ社が作る防水透湿性素材の商品名です。

山小屋泊の登山ウェア

登山中は暑さと寒さの繰り返しになります。

だから、登山中の服装は重ね着が必要なのです。基本は、下着、中間着、アウターの三層重ねです。

季節によって各ウェアの素材や厚さを変えます。

歩いているときには大量に汗をかきますのでアウターを脱ぎ休憩時には汗が引いて寒くなるのでアウターを着ます。

中間着はその時々の季節や天候などの状況に応じて調整していきます。

中間着は、厚手のものと薄手のものを持って行くと、その日の気温に応じて調整しやすくなります。

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山小屋に着いたら

大きな山にある山小屋

山小屋には早めにつけるような登山計画を立てておきましょう。

山小屋は、登山者の癒しの場であります。そして、疲れた体を休める場所でもあります。

基本的には、登山者同士の共同生活の場になりますので、周りに人の迷惑にならないように、荷物もきちっとまとめて、大声での会話などには気を付けましょう。

部屋は寝るスペースしかないところがほとんどで、夕食は決められた時間に食堂でとることになります。

次の日の昼食が必要なときは、チェックインの時に申し込んでおいてください。

朝食も決められた時間に食堂でとることになりますので、早朝出発を心がけるには、朝食前に出発準備を済ませておけば、食事を済ませたらすぐに出発できて効率が良いです。昼食を頼んだ人は朝食時に受け取って下さい。

山小屋泊でのおすすめ装備

歩くときにはトレッキングポールは足の負担を軽減できるのおすすめです。

山小屋に着いてからも山小屋周辺を散策したり、山小屋の前の椅子で景色を眺めたりなどしたいものです。

こんな時はサンダルかスニーカーがあると便利です。重い登山靴を履かなくても気軽に外へ出られます。

また、好きな雑誌や本などを持って行くと山小屋で時間が空いたときに暇つぶしができますし、スマートホンなどに好きな音楽を入れておけば、小型のヘッドホンなどで聞いて楽しむことも出来ます。携帯用の充電器を忘れないようにしてください。

小型のライトもあると便利です。
夜空を眺めたい時などに外に出るときには、サンダルと共に小型ライトが役に立ちます。

山の夜は防寒着が必要ですよ。

あとは、大き目のウェットティッシュのノンアルコールタイプのものを持って行けば、お風呂に入れなくても体を拭いて汗ばんだ体を綺麗にすることが出来るので衛生的です。アルコール入りのものは、体を拭くと冷えすぎるのと皮膚がガサガサになってしまいますので気を付けて下さい。

山小屋泊であると助かる持ち物

テント
行動食と水は、必ず多めに持って行ってください。携行ゼリーなどもおいしくて疲れたときのエネルギー補給に助かりますし、行動食として気軽に使えます。

さらに、最近では簡単に組み立てられる軽量でコンパクトな簡単テントが売られていますので、これを持っていれば、いざというときにはビバーク(緊急野営)も安心して出来ます。防水性が高くて、ペグが沢山ついていて固定できるタイプのものを選べばさらに安心です。

登山用のガスコンロも小さいのでコッヘルと共にザックに忍ばせておけば、休憩中にコーヒーなどを飲むことも出来ます。

携帯トイレも自然を守る為にも必須アイテムです。

山小屋泊の登山

山小屋泊といっても連日の登山になります。

山小屋へは早く着き早く出発することを心がけて行動して下さい。

そして、山小屋では心身共にゆっくりとして、今日の体の疲れを取れるようにして下さい。

できる限り次の日に疲れを残さないように心がけて下さい。たとえば、足のマッサージをするとか、ストレッチ体操をするなどすると、次の日の疲れがかなり違いますよ。

夜は早めにぐっすりと眠り早起きをしましょう。

早起きして散歩でもすれば、山の朝のおいしい空気を胸いっぱい吸えて目も覚めます。朝の散歩は防寒にも気を付けて下さい。

まとめ

山小屋泊での登山は、日帰りと違って山深いところまで行けます。

その分、本当の山の良さと山の厳しさを味わえる登山ができます。

やはり、小屋泊まりおなると行程が長時間、長期になりますので経験豊富な人に連れて行ってもらうことをお勧めします。

山では想定外のことが起こっても全て自力で対処していかなければなりません。それがゆえに、経験豊富なリーダーについて登山をしながら、自分もその技術を習得していけば安全な登山技術が身に付いていきます。

小屋泊りでの登山に出かけてみませんか。山を満喫できること間違えありません!

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