ここ数年で登山人気が上昇してきています。

「トレッキング」の魅力とは何か?

一言では言い表せませんが、「普段味わう事の出来ない体験が出来る事」だったり「自分への挑戦」だったりと目的は人それぞれです。

トレッキングを始めた事で、今まで見えていなかった部分が見えたり、考え方が変わったりとメリットも沢山あります。

トレッキングを始めるにあたって大事なのはトレッキングウェアです。

登山をする時は普段着で登る訳にはいきませんし、山頂付近は夏でも冷え込みます。

これからトレッキングを始めようと思っている方や、今まで意識はしていなかったけれど、本格的にトレッキングウェアやパンツなどにも意識してみようと考えている方は必見です。

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トレッキングウェアの基礎知識

登山するにあたって服装選びは重要です。

これから始めようと思っている方や初心者の方は「何を着たらいいのか」「どれが良いのか」など疑問も多いはずです。

ここではトレッキングウェアの基礎知識を覚えていただき、実践に生かしていただければと思います。

登山する人

トレッキングは重ね着が基本

トレッキングをするにあたって、大事なのは体温調整です。

朝晩での気温差は激しく、日中は日差しが出るので、暑さを感じる事もあります。

しかし山頂付近に入ると、肌寒さを感じ始めてきます。

様々なシーンにも対応出来るように重ね着をしておけば安心です。

主な重ね着の基本は「ベース」「ミッド」「アウター」この3つが基準となるので覚えておきましょう。

衣類の素材に注目すべし

トレッキングをするにあたって「重ね着であれば衣類は何でも良いの?」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、衣類の素材には気を配るようにして下さい。

たとえば汗をかいたりして、濡れたままの衣服を着用したまま登山をすれば風邪をひいてしまいます。

速乾性のある衣類であれば、素早く汗吸収し、外部へと拡散してくれます。これによって体温が奪われる事も防いでくれます。

また、急な雨で衣類が濡れてしまわないようにする為に、水をはじいてくれる撥水性に優れたものを選ぶようにしましょう。

デザイン重視で選ばない

トレッキングがブームとなる中で、トレッキングウェアも様々なものが販売されていますが、デザイン重視で選ばないようにしましょう。

いくらデザインが良かったとしても、実践でその効果が果たせなければお金が勿体ないですからね。

機能性がどの程度優れているのか、素材選びなどに重点をおいて選ぶのがポイントです。

実践でも使えるトレッキングウェア

実践で使うトレッキングウェアですが、「ベース」「ミッド」「アウター」といった重ね着が基本スタイルとなります。

シーズンによって多少変わってきますが、基本が変わる事はありません。

その3つの衣類の正しい選び方、ポイントについて説明していきたいと思います。

アンダーウェア選びは慎重に

ベースとなるアンダーウェア選びになりますが、とても重要な役割を果たす部分ですので、選びは慎重に行いましょう。

「吸水」「吸湿」「排出」のポイントを意識して選ぶようにして下さい。

上記のポイントを含むもので、体にフィットするようなものがおすすめです。

その理由としては、汗で濡れた衣類をそのまま着ている事で体の体温を下げてしまったりしない為です。

「汗をかいた場合でも瞬時に外へ出す」「余計な空間を作らず体温低下を防ぐ」といった役割を重視したアンダーウェア選びをしましょう。

保温する役割のミドルレイヤー

次にミドルレイヤーです。

このミドルレイヤーの主な役割としては、外部からの冷気を遮断して体を保温状態にする為のものだと考えて下さい。

アンダーウェアの上に重ねて着る事で、暖かい空気を外へ逃がさずに、中で保温状態をキープするものです。

例えで言うならば「フリース」「ソフトシェル」などが挙げられます。

防寒対策のアウター

アウターは登山のシチュエーションによっても異なりますが、基本的には厚手のもので雨や風を通さないアウターが基本です。

アウター選びの基本は「防風性」「撥水性」「動きやすさ」です。

ミドルレイヤーの上に着用しますが、雨風を完全にシャットアウトし、動きやすく厚手のものを重視して選びます。

順番としてはアウターは最後に選ぶようにして下さい。

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シチュエーションに応じたトレッキングパンツ

トレッキングパンツというのは、登山時に履くパンツの事ですが、トレッキングパンツにも様々な種類があります。

その時のシチュエーションに合ったパンツ選びをする事で、快適に登山を楽しむ事が出来ます。

どのシチュエーションにも適したトレッキングパンツ全般に言える事は「動きやすさ」「速乾性」「耐久性に優れている」この3つがポイントです。

トレッキングパンツは上着とは違い、脱着をする事がない為、季節によっては速乾性に優れたトレッキングパンツ選びが重要になります。

登山する人

スタンダードなトレッキングパンツ

最も定番なトレッキングパンツです。

冬場は厚手のもの、夏場は通気性の良いもので分けるのが理想的です。

夏場はハーフパンツやショートパンツを好んで履く人も多いのですが、万が一膝を擦りむいたり転んで足を怪我しないようにと考えるならばスタンダードが無難です。

また夏場の日焼け防止にも繋がります。

トレッキングパンツ一枚だと、長い時間歩き続けて肌との間に摩擦を生じる場合があります。

摩擦を避ける為に、トレッキングパンツの下にレギンスを履いたりと工夫をしてみて下さい。

バランスのとれたハーフパンツ

ハーフパンツは膝まで隠れるので、膝を擦りむいたりといった心配も防いでくれます。

夏場の暑い時期は、ハーフパンツぐらいが丁度良いかもしれませんね。

一番バランスのとれたパンツではありますが、足元が冷え込むのが嫌だなと感じる方は、ハーフパンツの下にレギンスを履いたりすると丁度良くなるかもしれません。

状況に応じてレギンスを活用してみて下さい。

便利な2way型トレッキングパンツ

スタンダードなパンツとショートパンツ、どちらも活用したいと考えている方はこの2wayがおすすめです。

2way仕様のトレッキングパンツなら、膝のところにファスナーがついていますので、切り離してお使いいただく事が出来ます。

夏場の暑い日は取り外してハーフパンツのように履く履き方、冬場の寒い時期などはそのままお使いいただければスタンダードなトレッキングパンツにもなります。

ただし、この2wayには弱点があります。

膝部分のファスナーの影響からなのか、他のトレッキングパンツに比べて伸縮性が低下します。

その辺りを考慮しながらどのトレッキングパンツにするかを決めていくと良いでしょう。

まとめ

山から眺める夕日

ここ数年で一気にアウトドアブームに火がつき、その中でもトレッキングというカテゴリーが人気のアウトドアスポーツとなってきています。

トレッキングをするにあたって、安全面や体調面を考慮するのは当然の事ですが、始めたばかりでは分からない事も多いはずです。

今回トレッキングウェアを選ぶ上で、大事なポイントや重要性についてなどを紹介してきました。

このポイントさえしっかり覚えておけば、ウェアやパンツ選びに悩む事もないですし安心です。

トレッキングウェアやトレッキングパンツはどんなものが良いんだったかな?とふとこの記事の事を思い出していただければ幸いです。

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